にけ先輩の株式投資記録

にけ(30代♂)の投資記録。2016年に資産運用として株式市場に参入、揺られ揉まれて成長して10億の資産を築く様を実況します。100万から初め徐々に投資額を増やし、年利20%を目標に約800万から日記スタート。当面の目標額は10億。これから投資を始める方の参考になれば幸いです。コメントはお気軽に。煽りや勧誘は一切なし♡

信用取引の落とし穴。時間軸も大事。。

こんちゃーにけですo(`ω´ )o

 

落とし穴なんて大それた題にしましたが、何となく知ってたつもりでも引っかかってしまうパターンあると思ったので。。w 信用を少額しかしてなかったにけは知りませんでしたー危ない危ない(๑╹ω╹๑ )

大枠は理解したつもりですが間違ってたらご指摘ください♡

めんどくさいので簡単に説明しますw

 

「そんなにレバレッジをかけたつもりないのに追証きた_:(´ཀ`」 ∠):」

なんて経験のある方も多いのでは!?

以前の記事にあるように、にけは追証の危機を感じた事を書きました。 

orenotoushi.hateblo.jp

 

追証って??

定義は他サイトに譲りますが、簡単に言うと信用取引って現金や株を担保に約3倍まで取引できます。当然値動きは3倍になりその分の増減が種銭に影響してくるわけです。

例えば30万持ってたらおよそ90万までの取引が可能ですが、90万の取引で30万マイナスを叩き出してしまうとあえなく強制決済される。。こんな感じです。

もう少し詳しく見てみましょう。 

委託保証金率とは

上記担保の計算には「委託保証金率」と言うのが用いられます。

担保の中には現金の他の保有の株や投資信託(証券会社による)なども含まれますが、注意しなければならないのが「株や投資信託」は計算方法が少し特殊だという事です。一般的には保有の株や投資信託は0.8倍した上で計算されます。

例えば。

上記例の保有資産30万の内訳が20万が株、10万が現金だとします。

その場合委託保証金は保有株20万×0.8=16万と現金10万の26万となり取引できる額は上記例に従うと78万となるわけです。

委託保証金は大まかに言うと「保証金の合計額÷信用建代金」で計算されます。

ここであなたが30万円の信用取引を行うとします。

通常の計算で行くと持ち金が株と現金合わせて30万なので30万(保有資産)÷30万(建代金)=1で委託保証金率は100%となります。

しかし実際は保有の株は0.8倍されてしまうため、26万(保有資産)÷30万(建代金)=0.87と87%になってしまいます。

証券会社によりますが、法的にはこの値が30%以上を保たれなければならないと言うのは信用取引のルールです。それを下回るといわゆる「追証(おいしょう)」が発生し翌営業日までに資金を補完しない限り強制決済されてしまいます。

にけは何が危なかったのか?

にけが危なかった理由は二つあります。

1つめは時間軸。

ここで注意しなければならないのは「約定日」と「受渡日」の概念です。

簡単に言うと場中に「ポチッ」と購入ボタンを押すとそこで約定し、受渡はその3営業日後となります。

800万を株で持っていたにけはある日節税のため含み損の多い銘柄を約250万円分クロス(現物売り、信用買い)しました。その2日後に新規信用買いを300万円分決行しました。その時の委託保証金率が「委託保証金300万」÷「建代金250万+300万+250万(元来保有の信用分)の800万」=37.5%となってしまいました。

なぜ800万も株持ってるのにこんなに委託保証金の計算額が減ってしまったのか。

節税クロスを行った250万円分は、次の300万の信用買いを行った日にはまだ受渡されておらず、実質は「保有株は減っているものの現金は増えていない」と計算されてしまっていたんですね。強制決済は予告後1営業日猶予があるため、ここで例え30%を切っていても恐らく強制決済には至らないと思われますが、冷や汗もんでしたw

さて、賢い人はお気づきと思いますが、「250万円株式保有分が減っていても550万円分の保有株があるから0.8掛けても委託保証金は440万ほどにはなるのでは??」と言うツッコミが出てきます。

一体なぜ300万に計算されてしまっていたのでしょう??

NISAは計算に加味されない…!!!

NISAは委託保証金に加味されない!!これが2つめの理由ですw にけは180万円ほどNISA枠で持っています。

残念ながらNISAは委託保証金の計算には一切入りません!!

なので(550万-180万)×0.8=約300万と計算されてしまっていたんですね…危ない危ない。受渡日になると250万円分の株が現金として受渡されるためすぐに委託保証金率は回復しました。

なので、資産がNISAの枠におさまっている人は、基本的に保有株が委託保証金の計算に一切含まれないため、現金の持ち合わせが少なければ信用取引はほぼできないと認識してて良いでしょう。

信用取引は資産の3倍取引できる!!と思う前に。

いかがでしたか?

・約定日と受渡日の認識

保有資産をNISAで持ってたら資産に入らない

にけのようになんとなーく信用取引してる人は一度この辺を振り返ってみると予期せぬ追証は免れると思いますw 強制決済されちゃうと容赦無く成売されちゃって悲しい気持ちになります(๑╹ω╹๑ )w

 

ではー♪